カタコト日記 2008年


 俳句日記として出発しましたが、うまい句ができず、毎日苦労の末「ま、いっか」とつぶやいているうちに、俳号が「馬一呵」になってしまったわけ。「馬が大笑いしているぞ」と、解釈していただいてもオーケー。
 去年は、妻の他界以後すこし怠けてしまいましたが、瞬く間に2007年も終わってしまいました。
 今年は息子があたらしい事業に乗り出した年です。そこで心機一転、写真を入れて、日記の体裁を一新します。名前も俳句にもならないカタコト日記としました。
馬一呵


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【2008年2月】


29日(金)

花菜風肩まるまると伊豆の山
花菜風港へ向かふ水脈(みお)一筋
空青し海なお青し花菜風
伊豆の旅山はまだ冬海は春


◆2004年の早春玲子と修善寺から達磨山、戸田、大瀬をドライブした。今日はまたそのコースを回ってみた。上の4つの句はその時のもの。

28日(木)

  冬野菜
  小さき家族を
  満たすほど


27日(水)

  木目込みの
  世界で一番
  よい雛(ひいな)


 ◆玲子が数十年まえに丹精こめて作ったお雛様。子どもたちが育ったいまも、一年に一度は箱から出してやらなくっちゃ。

26日(火)

  梅が香や
  人生ほんに
  たわいなき


25日(月)

  いち早く
  花屋は
  春の花盛り


24日(日)

  炉辺に聞く
  ドイツとチェコの
  二人旅


 ◆たくさんの写真を見ながら、旅の話を聞いた。フランクフルトで、列車が亮を置きざりにして出発してしまった話も。そのとき世紀は切符もお金も持っていなかった。そして、奇跡的な再開...よい思い出ができた。

23日(土)

  天空を
  震せてゆく
  春はやて


 ◆風を写真に収めるにはどうすればよいか。写真は大揺れの竹やぶ(災害現場ではない)。

22日(金)

  受け継ぎて
  娘が作る
  手前味噌


 ◆境川に面して昔ながらの糀屋がある。そこで、糀と大豆を買ってきた。自家製の味噌と自家製の野菜で暮らせれば、こんないいことはない。

21日(木)

  ありし日の
  二つの夢や
  春おぼろ


 ◆整理をしていたら、昔のスケッチが出てきた。

20日(水)

  ここで見る
  あれが本物
  雪の富士


◆子供のころ見慣れた千本浜からの富士を撮りに行ってきた。千本同窓会(5月28日)の宿も写真に収めた。

19日(火)

  執着を
  咎めとがめつ
  模様替


◆若菜ちゃんのお下がり机を利用した。少しずつ本を整理していこう、と思うのだが、手に取ると捨てがたいのが本音。

18日(月)

  とある店
  昔懐かし
  ビートルズ


 ◆現在のコンピュータ時代は、蓄音器だの、テープレコーダーだ、の真空管ラジオだのの累々たる死骸の上に築かれたのだ。

17日(日)

  メジロも来る
  ヤマガラも来る
  日向ぼこ


 ◆日があたればかなり暖かいので、日向ぼこ気分で、畑の手入れをした。


<16日(土)

  ひよどりが
  枝でゆれてる
  午後三時

 ◆世紀から、いま成田に着いたと電話があった。弾んだ声だった。昨日の亮のメールにも「充実した旅行だった」とあった。じっくり話を聞きたい。

15日(金)

  世に出るのが早すぎて
  ついに倒れた
  先覚者たちは
  極寒に咲く
  水仙

 ◆エスペラント会のとき「活き生き子育て緊急サポート」の河田ゆり子さんに出会った。そこのホームページを作りを引き受けた。

14日(木)
 

  早春の店に
  ヒノキの
  香かな

 ◆姪と一緒に車で静岡市のヒノキクラフトへ行った。店をやっている人は意外にも若い人だった。環境や健康や心の和らぎを目指して、じっくりと生きているといった感じの人だった。(写真は姪)

13日(水)

  夢に見し
  みかんの郷の
  仮住ひ

 ◆玲子、結婚する前、「みかんの花が咲いている思い出の丘...」が夢の世界だったとか。こちらから考えると、雪景色もすてたものではないのだが。みかんのようにみえるのは、実は夏みかんで、まえの黄色い花はフユシラズ。

12日(火)

  過ぎ去りし
  重き時代や
  冴返る

  ◆関西エスペラント連盟に"Konsolvirinoj de Japana Imperia Armeo"(従軍慰安婦のはなし)を発送した。

11日(月)

  紅梅を
  訪いて今年の
  歳とりぬ

  ◆妙法華寺の紅梅は今が真っ盛り。

10日(日)

  大雪と
  聞けども明し
  西の空

9日(土)

  書のなかの
  神秘の世界
  雪もよい

    ◆亮と世紀、ヨーロッパ旅行に出発。

<8日(金)

  おしゃべりに
  人が集まる
  二月かな

◆写真では、三島エスペラントのメンバーは、本を広げ、白版に字を書き、よく勉強しているように見える。しかし、ボクはおしゃべりを聞くのが好き。

7日(木)

  春めくや
  やりたきことの
  満ちきたる

6日(水)

  草の庵
  窓を開くれば
  雪の峰

5日(火)

 餅ふたつ
 入れて汁粉が
 今日の幸

4日(月)
 

 鼻風邪が
 すこしよくなり
 春立ちぬ

3日(日)

 節分や
 子供は鬼の
 面つくり

2日(土)
 

なによりも
鴨池よろし
美術館

1日(金)

 散髪をすませ
 うなじの
 寒さかな

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